
万人受けはしないゲームですが、
ソウルライクやアクションが好きな人には
刺さりそうな内容となっている
珍しいタイプのMMORPGでした。
そんな「クロノオデッセイ」の
レビューをまとめてみました。
参考になれば幸いです。
ゲーム概要
Chrono Studioが開発する
オープンワールドアクションMMORPG。
Unreal Engine 5を使用した息を呑むほど
美しいグラフィック、広大で複雑に設計された
シームレスなオープンワールド、
時間操作を利用したダイナミックな
アクションベースの戦闘スタイル、
豊富なカスタマイズを楽しめます。
(steam原文ママ)
なお本作は基本プレイ無料ではなく、
買い切り型のゲームとなる予定です。
正式リリース日は投稿時点では未定だが
cβテストが2025/6/20-23に開催されました。
これに参加できたので、
今回はこのゲームを遊んでみた感じを
各部門に分けて紹介していきます。
本記事は6/20-23のcβの内容を
元に作成していており、
製品版とは異なる内容が含まれて
いる場合があります。
その辺はご了承ください。
キャラクリ関連

保存機能などは無く
期間内の3日で消えてしまうため、
拘らず髪色以外は全てデフォの状態。
プリセットも充実している。
そして本作は職業に男女の制限は無い
ため男性レンジャーや女性バーサーカーも
作成する事が可能となっている。
戦闘・スキル関連
職業は全6種類


- 戦士
- レンジャー
- バーサーカー
- パラディン
- アサシン
- ソーサラー
と6種類となっており、
上記の画像のように
各職に別々の武器タイプが3種あり、
うち2種を切り替えて戦う。

ビルドについて
そして上記のスキルツリーだが、
使用する度に熟練度が上がり、
熟練度に応じたマスタリーポイントを
割り振る事でビルドを組む事が出来る。
なおマスタリーポイントはノーコストで
自由を振りなおす事が出来る。
武器の切り替えは戦闘中でもサクっと
変える事が出来るので
出の速い武器で動きを止めてから
出の遅い武器で大ダメージを与えるといった
武器を跨いだコンボも十分可能となっている。
緊迫感のある戦闘が楽しめる
他のMMORPGには無い珍しい要素として
本作のモンスターは全体的に強いので
緊迫感のある戦闘が楽しめます。
特にオープンワールドエリアで
最初のボスとなるモンスターは非常に強く、
ある程度の装備強化が前提でかつ
攻撃パターンを理解し適切に回避しない
クリアは難しいと思われます。
何ならオープンワールドを徘徊している
モンスターですら強く、
複数に囲まれると一瞬で体力が削られます。
このように強敵と当たる→
装備を整える→リベンジするという流れが
非常に早く訪れる
昨今では珍しいMMORPGになっています。
賛否を大きく分けるポイントであるが
個人的にはかなり刺さりました。
生活関連

採取道具の入手方法がわからず、
最初の街の雑貨商人から
採取道具一式を購入しました。
採取方法など

オープンワールドを移動すると
小さい○が表示されてるポイントがあり
そこに向かい、それが採取物ならば
それに応じた採取道具を
持っていると採取行動が行える。
採取物によっては採集完了まで
時間がかかるものがある。
別ゲーにたまにある
採取用スタミナのような概念は無いが
採取道具には耐久値がある。

上記のレア度の高い採取道具を着用するには
キャラレベルを上げる必要がある。
生活熟練について

上記のように様々な種類が存在しており、
各要素でそれに合った行動を行う事で
熟練度が上がり100%になるとレベルが上がる。
武器制作では伐採や採掘で得た素材が
防具制作では屠殺や採集で得た素材が
必要といった感じになっており、
このあたりはMMORPGとしては
馴染みがある作りとなっている。
ただ現状ではレベルが上がる事での
恩恵がどのようにあるかが不明。
ティア4までの素材は
初期道具でも採取できるし、
装備も着用にレベル制限こそあれど、
制作自体は素材さえあれば
初期から作れる仕様となっていた。
探索関連
広大なオープンワールドの探索となっており、
cβでも十分広大でしたが、
あれでも製品版の1/4程度らしく
さらなる広大な土地が舞台となります。
勿論ただ探索するだけではなく
特定のポイントへ行くと突発クエが始まったり
サブクエを受けられる場所もありました。
それ以外にも様々な要素が存在しており、
一部ですが紹介しておきます。
洞察の目

開始時点では周辺しか解放されておらず、
他のエリアは霧がかかっている。
この施設を見つけ起動させる事で、
周辺の霧が晴れるので
探索の起点となる存在。
絆の石

オープンワールド内の
「絆の石」を見つける事も重要で
「絆の石」間では瞬間移動が可能。
基本的に遠くの場所で瞬間移動するには
この施設を利用する事になる。
なおこの施設もcβ時点では
ノーコストで移動が可能となっていた。
他にも街の「宿屋」をチェックイン
しておく一部地域や行動中を除き
どこからでも10分に1度は
「宿屋」へ瞬間移動できる仕様もある。

文書
収集要素のひとつ。
オープンワールドの至るところに
「文書」がありそこには
クエストのヒントが書かれている
ものも存在している。


他にもダンジョンがあったり、
遺跡のようなものがあったりなど
紹介してない要素もあり、
色々隠されていそうな感じでした。
取引所関連

ゲーム内マネーでの取引が可能で、
販売登録の際に手数料10%がかかる
購入では手数料はかからない
設定となっていた。
個人的な考察
取引所はMMOを遊ぶ上で
個人的には重視しているところではあるが
実際にやってみないとわからないのが
率直な感想だった。
最初の街でティア1の採取道具や
ポーションが売られており、
オープンワールド内でも
雑貨商人が存在しているので
取引所金策できる品物が若干少な目に
なりそうな予想ができる。
そして現状では耐久値はあるものの
アイテムロストの概念が無さそうなので
以降の雑貨商人の品ぞろえ次第では
価値が維持されにくい可能性がある。
ただ本作は買い切り型のゲームなので
業者による市場の崩壊は起きにくそう。
その他気になった事など
ミニマップが無い
あまり見られない特徴的な要素として
本ゲームはミニマップの表示がありません。

どうやら没入感を高めるためらしく
デフォで平常時は画像の状態です。
勿論戦闘中は
下部に体力やスキルが表示されます。
なおマップはミニマップが無いだけで
マップ自体を開く事が出来て
そこでは拡大縮小も可能となっています。
最初はどこに何があるがわからずに
結構戸惑いましたが、
画面情報量が少ないため物事に集中できるので
個人的にはかなり良い印象を受けました。
作りそのものはまだまだ荒い

フィールドにある物が浮いていたり、
ボタン入力の反応が悪かったり、
時間差でダメージが発生したり、
空間バグやクラッシュにも遭遇しました。
それ以外だと製造の際、要求素材を
そのアイコンを判断するしかないなど
説明不足な場面を数多く見受けられた。
過度なゴア描写あり
多くは語りませんが、
終始グロい印象を受けました。
出だしのストーリーや、
オープンワールド内も
グロい描写が多い本作となっています。
まとめ・感想など
戦闘・スキル関連

アクションやビルドが作りこまれていて
このあたりは好印象を受けました。
ただ昨今のMMORPGにしては
MMOよりはアクションに寄せていて
ボスもモブを強く設定されていたので
このあたりは好みはわかれそう。
生活関連

生活関連は標準的な作りといった印象。
ただ採集道具を高レアにしても
採取速度が速くなるわけでもなく
スキルも効果が不明なところもあり、
あまり恩恵を感じなかったのが残念。
まとめ
現状では荒い部分も多く見受けられて
今のままでは、だいぶ怪しいですが
MMO要素もありつつアクションにも寄せていて
敵も強く設定されているため、
アクションMMOの唯一無二の地位を獲得できる
ポテンシャルは十分にあると感じました。
個人的にはかなり好印象だったので、
今後最適化が進んでいき
製品版では素晴らしいゲームになっている事
を期待しております。
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